携帯黒電話Bluetooth 概要

外観と機能説明

前面

前面

携帯電話とBluetoothで接続して、黒電話の操作で電話の発信・着信を行うものです。
持ち運んで使用できます。携帯できる黒電話、「携帯黒電話」です。

iPhone、Android等のスマートフォンやBluetooth機能付きフィーチャーフォン(ガラケー)に対応しています。

着信:携帯電話に着信があると黒電話のベルが鳴り、黒電話の受話器で通話できます。
発信:黒電話のダイヤルを回すことにより携帯電話回線で発信し、黒電話の受話器で通話できます。
持ち運び可能:黒電話内部に充電式バッテリーを内蔵していますので、黒電話を持ち運んで使用できます
その他

・通話前の「ツー」音はもちろん、通話後に「チン」と鳴るなど、細かいところも再現しています。
・3台までの機器とペアリングできます。 (同時接続は2台まで)
・通話中にトーン信号(0-9,*,#)を送出できます。
・短縮ダイヤル機能付きです。黒電話に電話番号を10個まで登録しておき、ダイヤル1桁で発信できます。
・タイマー機能(1~99分、1分刻み)付きです。
・黒電話の受話器にてスマートフォンの音声認識機能を使用できます。(機能・性能はスマートフォンに依存します)。
 例:「明日の天気は」で音声で応答します。「○○さんに電話をかけて」に続き、そのまま発信、通話、終話できます。

背面 背面の充電コネクタに充電器(付属のACアダプタやPCのUSBポート)を接続し、内蔵バッテリーを充電します。
マグネット接続方式を採用していますので、充電ケーブルの付け外しが容易です。
連続待ち受け時間は最大で約8日間です。
(マグネット接続への変換アダプタを取り外せば、Micro-USB(Mico-B)ケーブルも使用できます)。
内部 内部の写真(600形黒電話の場合)

4号黒電話、600形黒電話の完成品を販売しています。(その時々の在庫により、欠品の場合もありますのでご了承ください)。

また、 制御基板のキット(充電用コネクタ基板・バッテリー・説明書など一式付き)の販売もしています(自分で黒電話を改造し、組み込みできる電子工作の経験者向け)。
分解写真 中古の黒電話を改造して製作しています。
パーツ単位(ダイヤルやフック、受話器内部など)まで分解洗浄・アルコール消毒などを行い、必要に応じて外装の研磨も行っています。
機構も必要に応じて分解清掃・オーバーホールしています。
可能な限り綺麗な状態にしていますが、多少の汚れ・傷などが残っている場合があります。

2024/06/22 新製品(携帯黒電話ver.4)の販売を開始しました。

部品の製造中止に伴い、製品の更新を行いました。機能上の大きな変更はありません。
・充電コネクタがUSB Type-Cになりました。
商品詳細・販売ページはこちら

2024/01/01 新製品(iTalkS)の販売を開始しました。

部品不足のため生産中止になっていたiTalk(携帯電話と黒電話を接続するアダプタ)が新しくなり、iTalkSとして販売を開始しました。 商品詳細・販売ページはこちら 注文

2022/06/26 音質を改善しました。

黒電話の受話器スピーカーから通話中に「プーン」というノイズが聞こえる場合がありましたので改善しました(特に600形黒電話で顕著でした)。
過去にご購入いただいた方(制御基板キットも含みます)は往復送料をご負担いただければ作業料・部品代無料で改修させていただきますので、問い合わせフォームからご連絡お願い致します。

2021/04/20 携帯電話-固定電話アダプタ(黒電話専用)が音声認識機能に対応しました。

受話器を上げて0をダイヤルし、受話器に「明日の天気は?」などと話しかけると受話器から応答します。
「○○さんに電話して」と話しかけるとスマートフォンから発信し、そのまま受話器で通話できます。
(スマートフォン側の音声認識機能を使いますので、機能・性能はスマートフォンに依存します)。

2020/11/01 バージョンアップしました。

バージョンアップの内容は以下の通りです。(ver.2 → ver.3)
・スマートフォンの音声認識機能に対応しました。
 受話器を上げて0をダイヤルし、受話器に「明日の天気は?」などと話しかけると受話器から応答します。
 「○○さんに電話して」と話しかけるとスマートフォンから発信し、そのまま受話器で通話できます。
 (スマートフォン側の音声認識機能を使いますので、機能・性能はスマートフォンに依存します)。
・A2DP(メディアの音声)、AVRCP(メディアの制御)に対応しました。
 黒電話の受話器でスマートフォンの音楽を聞くことができ、再生・停止などの操作も可能です。
・通話アプリ(PCのSkypeなど)との接続運用を改善しました。
・短縮ダイヤル機能(黒電話に電話番号を登録するタイプ)を追加しました。
 黒電話に電話番号を10個まで登録しておき、ダイヤル1桁で発信できます。
・ベルが鳴る際の消費電流を低減しました。(待ち受け時間(着信・発信・通話をしない場合の持続時間)は変わりません。)
・各種設定の方法を見直し、現在の設定値の確認・設定がやりやすくなりました。
・ファームウェアの書き換えに対応しました。将来アップデートが必要になった際、お客様のPC(現在はWindowsのみ)を使用して書き換えが可能です。
・これに伴い従来製品キット(製品型番:TTR-KURO2-BT(KIT))の価格を下げました。

2019/02/18 バージョンアップしました。

バージョンアップの内容は以下の通りです。(ver.1→ver.2)
・制御基板およびファームウェアの改良により消費電流を削減し、待ち受け時間が最大約6日から最大約8日に延びました。
・電源オン・オフ機能を追加しました。(ダイヤル操作でオン・オフ可能)
・充電コネクタ(Micro-USB)の強度を上げました。
・マグネット接続の充電コネクタ採用し、充電時のコネクタ接続が簡単になりました。(※制御基板キットではオプション)
また、制御基板キットの価格を下げました。

2018/05/08 トーン信号送出機能、短縮ダイヤル機能を追加しました。

機能追加の内容は以下の通りです。
・トーン信号送出:通話中にダイヤルを回すとピポパ音を通話先に送出します。「*」や「#」にも対応しています。
・短縮ダイヤル:受話器を上げて1桁の番号をダイヤルすると、携帯電話の電話帳に登録した電話番号に発信します。(Android搭載のスマホ、Android搭載フィーチャーホンには対応していません。対応しているのはiPhoneとAndroid非搭載のフィーチャーホンです。)

2017/03/17 バッテリー容量を増量しました

バッテリー容量を1,200mAhから1,900mAhに増やしました。待ち受け時間が約4日間から約6日間に延びました。価格は変更ありません。

2015/10/02 ソフトウェアバージョンアップ(version3)

ソフトウェアのバージョンアップをしました。内容は以下の通りです。

・制約はありますがスマートフォンのSkype,LINE等の通話アプリに対応しました。
・タイマー機能を追加しました。
・バッテリー残量の応答機能を追加しました。

2015/08/02 製作手順の解説ページを作成しました

制御基板を組み込む方法を解説するページを作成しました。
600形黒電話の製作手順
4号黒電話の製作手順

2015/09 23号電話機の改造

長野県のS様から再度ご依頼があり、23号電話機をBluetooth電話機に改造させていただきました。
実物を見るのも触るのも初めてです。

基板表 外部写真です。

とても不思議な形をしています。
本体に付いているのがマイク、コードから伸びているのがスピーカーです。
写すのを忘れていましたが、上側にむき出しのベルがあります。

ちなみに、1953年(昭和28年)に運用が開始されたようです。
参考:電話機のあゆみ(NTT日本)
基板表 どこかで見たことがあると思ったら、「となりのトトロ」に出てくる、この電話機でした!
(全く同じ型番なのかは不明ですが、見た目はよく似ています)。
アニメの時代設定は昭和30年代前半のようですので、一致します。
基板表 改造後の内部写真です。

改造するのは恐れ多い気持ちもありましたが、21世紀の今も使って頂けるようにという思いで、改造させて頂きました。
加工に失敗すると替えが無いので緊張しました。

壁掛けなのでBluetoothでコードレスにはあまり意味はないのかもしれませんが...。
新しく追加した「常時接続機能」を使えば、外出先から携帯電話を持ち帰ると自動的にハンズフリー接続するので、Bluetoothの接続操作をしなくても23号電話機にて着信・発信することができます。

2015/08 3号黒電話の改造

長野県のS様のご依頼により、3号黒電話をBluetooth電話機に改造させていただきました。

基板表 改造前の内部写真

改造するのは恐れ多い気持ちもありましたが、21世紀の今も使って頂けるようにという思いで、改造させて頂きました。
加工に失敗すると替えが無いので緊張しました。
基板表 改造後の内部写真

コンパクトにできていたので、基板の配置に苦労しました。(垂直に立てています)。

良い経験をさせて頂いた長野県のS様には感謝しております。
基板表 とても良い状態の綺麗な3号黒電話でした。

Bluetoothでコードレスなので、持ち運んで使うことができます。

背面にはUSBの充電コネクタがあります。

2015/03/18 新バージョン開発完了・販売開始

制御基板のバージョンアップをしました。
完成品・キットともに お求めやすい価格に改訂しましたので、この機会に購入のご検討をよろしくお願い致します。
基板の機能・仕様はサイズ(厚さ)が小さくなった以外は全く同じです。従来通り、技術適合認証にも対応しています。

基板表

2014/07/29 新バージョン開発中

技術適合認証を取得したBluetoothモジュールは高価(1個で約1万円)だったのですが、低価格なものを見つけたので、これを採用した新バージョンを開発中です。
これに伴い、よりお求めやすい価格に改定する予定です。

2014/04/02 販売開始しました

携帯黒電話Bluetoothバージョンの販売を開始しました。

2014/03/21 製品版基板 開発進行中

基板が無事に製造から上がってきて、部品実装・追加機能のソフト開発・動作チェックなどを進めています。
また、各種取扱説明書も制作中です。

過去に携帯黒電話(mova,FOMA完成版)をご購入頂いた方へ:
多少の割り引き価格でBluetoothバージョンに再度改造させて頂く予定です。

過去に制御基板キット(mova,FOMA)をご購入頂いた方へ:
制御基板サイズ・コネクタのピン配置は同じにしてあります(ただし制御基板の高さは若干大きくなります)。そのため、基板を交換するだけでBluetooth対応になります。(充電コネクタは標準でMicro-USBになりましたが、従来のDCジャックにも対応可能です)。また、多少の割り引きをさせて頂く予定です。


基板表

基板裏
製品版制御基板の外観


2014/03/06 製品版の基板設計完了

基板アートワーク 製品版の基板設計が完了しました。

今どき充電が12VのACアダプタでは不便なので、充電は5V入力に変更しました。Micro USBコネクタでの充電も可能です。

これから基板業者に製造依頼します。

2013/11/29 携帯黒電話Bluetoothバージョン開発中

携帯黒電話のBluetoothバージョンを開発中です。
現在、試作基板にて一通りの機能は動作しています。
引き続き動作確認をしていますが、携帯電話の種類が多いので大変です。

製品化するかどうかは需要があるかどうかによりますので、製品化希望の方は下記からご連絡お願いします。m(_ _)m 
(もともとmovaで始めた時も製品化希望の応援が多かったため、実現に至りました)。
価格は少量生産の場合、600形黒電話の完成品で45,000円くらい、完成済み基板キット(自分で黒電話に組み込む方むけ)が30,000円くらいになる予定です。
Bluetooth無線の技適マークには対応する予定です。(そのためにFOMA用よりも価格がかなり高くなります。申し訳ありません)。

対応機種は、スマートフォン(iPhone、Android)には基本的には対応しています。
フィーチャーフォンの場合、BluetoothのHFP(ハンズフリープロファイル)に対応していれば基本的には対応しています。


Last update: 2015/03
pagetop