iTalkSでDTMF信号を使用する場合の注意事項

本製品(TTR-ADPT3)はDTMF信号(トーン信号、プッシュ信号)に対応しており、通話中に送話方向、受話方向どちらにも十分な音質でDTMF信号を伝えることができます。
しかし、携帯電話同士の通話では、通話中に携帯電話のキーパッドを押してもDTMF信号を生成・送信しない仕様になっています。

付加番号ダイヤルイン
図1 DTMF信号が送信される例(携帯から固定)


付加番号ダイヤルイン
図2 DTMF信号が送信されない例(携帯同士)


従って、本製品を使用する場合、DTMF信号が使用できない場合があることにご注意下さい。
下図3は、外部の携帯電話(右側)から、内線電話機(付加番号ダイヤルイン・左側)へ着信する例です。
この場合、
1)ビジネスホン主装置に着信するまではできます。
2)その後、外部の電話機のキーパッドを操作して内線番号を入力しても、DTMF信号が送信されません。
従って、内線電話機を呼び出すことができません。

付加番号ダイヤルイン
図3 使用できない例 (左側の付加番号ダイヤルインに着信する場合)

一方、上図3の構成でも、右側の電話機が固定電話で、右側で発信し、付加番号ダイヤルインの内線電話(左側)に着信する場合には問題ありません。(携帯電話同士の通話で無いため、DTMF信号が送信される)


また、下図4のように、内線電話機から発信する場合は問題ありません。(本製品に接続する携帯電話ではなく、内線電話機がDTMF信号を送信するため)

付加番号ダイヤルイン
図4 使用できる例 (左柄の内線電話機から発信する場合)


下図5の例では問題ありません。
内線電話機(図では家庭用電話機)から外部の自動音声応答サービス(IVR)などを操作する場合。(本製品に接続する携帯電話ではなく、内線電話機がDTMF信号を生成するため)

付加番号ダイヤルイン
図5 使用できる例 (右側の自動音声応答サービスに発信する場合)