この記事を参考に自分も製作される方はご一報ください。個別にフォローします。
ただし、ある程度腕に自信のある方だけ、お願いします。ハード・ソフトがからみ、エミュレータも使えないので、問題が発生したときのデバッグは簡単なものではありません。
SpringBoard−Compact Flashアダプタです。
市販のPCMCIA-CFアダプタを分解して取り出した内部の基板をベースにしています。ケースはアメリカの会社から購入しました。
中身の写真は以下の通りです。 74HC00,74HC04を使ったデコーダ、データバス上位・下位入れ替えやアドレスバスを1ビットシフトしている、などの改造です。
どれもHandSpringのサンプル(DiagRefModulel(1.00))をベースにちょっと変更を加えただけです。まだ試作段階のため、ユーザインタフェースや安定性の点で、まだまだ不完全です。
関連アプリ一覧CardSetup:本来SpringBoard上のフラッシュROMに書き込んでおいて、ボードを差したときに自動実行されるアプリです。現在は、このアプリを起動するとシリアルドライバを登録します。「検索」を実行するとドライバがアンロードされるようになっています。このアプリに実行画面はありません。実行後はランチャー画面のままです。
Card!:これも本来はSpringBoard上のフラッシュROMに内蔵するべきアプリです。このアプリでホットシンクやその他通信でSpringBoard上のシリアルポートを使うかどうかの設定をします。
HandTerm:通信テスト用のターミナルソフトです。開発メモのページではHandTermを使用してNiftyのパソコン通信アクセスポイントにアクセスする実験をしています。
Card!アプリの実行画面です。
各モードでSpringBoard側のシリアルポートを使うかどうかを指定します。
PalmScapeなどでPPP接続するだけなら「All Others」のみチェックすれば十分です。
あとはVisor標準の初期設定(ModemとNetwork)の設定をするだけでPPP接続ができるようになります。設定の詳細は近いうちにここに書きます。
参考にした情報 | ||
---|---|---|
Handspring Developers | 当然、Handspring社のDeveloperのページ。SDKやサンプルなど、必携。 | |
EXAR社のST16C650A | HandspringのDiagnostic ModuleではここのUARTを使っているので、ちょっとだけ参考にしました。 | |
トラ技スペシャルNo.63,67 パソコン周辺インターフェースのすべてI,II |
PCMCIA, CFに関する情報。 | |
CompactFlash Association Homepage | CFの仕様書がダウンロードできます。ただし根底の部分はPCMCIAの仕様書を入手しないとだめです。 | |
PCカードテクニカルガイド( 翔泳社 ) | 3000円。PCカードのソフトウェア開発に関する情報を中心に書かれている。Windows用ドライバのサンプルもある。 | |
http://www.efig.com/ | Extender Card, Diagnostic Cardを製造・販売している。モジュールの受託設計もしてくれる。 | |
Linuxカーネルのソース PCMCIAモジュールのソース |
LinuxのPCMCIA,シリアルドライバのソースコード | |
Shared libraries on the Palm Pilot | バークレー大のISAACによるPalmOS Shared Libraryの解析結果、サンプルコードなど。 | |
Developer Knowledge Base | Knowledge Baseは大変役に立ちます。「Serial」「Driver」などのキーワードで検索すると有用な情報がヒットします。 | |
PCMCIA仕様書 | 持ってないです。4万円もします。欲しいです。 |
本ページに記載されている論理式・回路図・ソフトウェア等の著作権はTTRMKRが保有します。無断転載・商用利用などは禁止します。個人的な製作に利用することは制限しません。
本ホームページを参考にしたいかなる結果についても、責任は負いません。
自作SpringBoardをVisorに装着した結果Visorが壊れてしまった場合には、メーカー保証が効かない可能性があります。注意してください。