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USB Small TrackPoint Keyboardの製作

2013/12 USBトラックポイントキーボード(55Y9074)故障

Windowsキーを押すとその代わりに「t」が入力されるようになってしまいました。
その直前の1ヶ月くらい、時々、同じ文字がダダダダ...と入力されることがありました。
分解したものなので保証も効きません...。
しかし、どこが故障するとこういう症状になるのか全く見当がつきません。

一応何台か予備は持っているのですが、こんなに寿命が短い(約2年)のなら、追加で予備を買っておいた方がいいかな、と思いLenovoのサイトに行ってみると、新型の「ThinkPad トラックポイント・キーボー ド - 日本語(製品番号: 0B47208)」(アイソレーションキーボード型)というのが発売になっており、私が使っている型は掲載されていないではないですか!(もう廃番になってしまった...)。
新型はファンクションキーやPageUp/Down/Home/End/Delまわりのキー配置が変わっており、また乗り換えるつもりはありません。
某所から追加で予備を購入しておきました。(新型よりも安いですし)。

2013/09 USBトラックポイントキーボード(55Y9074)の剛性アップ

SmallサイズのUSBトラックポイントキーボードを作りはしたものの、右端のひらがな「む」「ろ」の列のピッチだけ狭くなっており、慣れることが出来ずに打ち間違えが多いので、結局純正のUSBトラックポイントキーボードを使用しております。

ただ、ネットの評判でも時々見かけますが、剛性が低く打鍵感がいまいちのような感じがします。
特に中央上部の「7」のキー周辺は押すとゆがむのが分かるくらいです。
裏板はケーブル収納のために大きな開口部と、ケーブル引き出し用の切り込みが入っていて、手で曲げてみてもそこだけ弱いのが分かります。

例によってDIYで改造してみました。

前面
FRPバージョン

コニシの「FRP補修用」というものを購入し、グラスファイバーとエポキシ樹脂を交互に何層かに塗ってみました。

使用感:半年くらい使ってみましたが、多少違いがありましたが、劇的に良くなったという感じはしませんでした。
しかし、ある時純正バージョンを使ってみたところ、純正の方が打鍵音が柔らかい感じになっており、私にとっては心地よく感じました。

つまり、裏板の剛性を上げるだけでは、かえってキーボードのカチャカチャ音を増大させる結果になっていたということです。
メーカーではこのようなトータル的な特性を、試作の繰り返しや蓄積されたノウハウで実現しているということです(ホントか?)。
背面
アクリル・アルミ複合板バージョン

FRPバージョンではエポキシ樹脂の粘度が低く、開口部を塞ぐことをしなかった(何かやり方はあったと思いますが、面倒だった)ので、手で曲げた感じでもまだ曲げ剛性は不足している感じでした。
複合版バージョンでは開口部を塞いだので、曲げ剛性はかなりアップしています。

ホームセンターで購入した3mm厚のアクリル・アルミ複合板を大きな開口部にエポキシ接着剤で貼ってみました。

使用感:剛性感は確実にアップしていますが、やはりFRPバージョンの時と同じで、打鍵音も大きくなっています(打った後の振動が若干残っている感じ、と言うと分かりやすいでしょうか)。
キーボードユニット自体の剛性をアップしないとトータルの打鍵感は上がらない、ということです。



2011/07 製作の動機

IBMのSpace Saver Keyboard(PS/2)を10年近く使ってきたのですが、さすがにいろいろなところがへたってきたので買い換えを考えていたところ、LenovoからThinkPad USBトラックポイントキーボード(55Y9024)というのが出たようなので買ってみました。(ちなみに、55Y9024というのはCD-ROMなどが付属したパッケージとしての型番、キーボード単体の型番(裏面の銘板に記載)は55Y9074のようです)。
ところが、キーピッチはSSKもUSB TP Kbdも同じく19.0mmのはずなのですが、USB TP Kbdは微妙にBackSpaceに右手小指が届きにくい。
SSKがステップスカルプチャーだからなのかと思って、「J」キーの隅から「BackSpace」キーの隅までの直線距離をものさしで測ってみましたが、全く同じ。謎です。

長年、キーボードを早く打つためには、(キータッチ云々の話しは置いておいて)、キーストロークが浅いこと、ホームポジションから一切手を移動させないことを信条としてきたので、私にとって理想のキーボートは、ノートパソコンのキーボードでした。
その点、ThinkPad USB トラックポイントキーボードには期待していたのですが、残念。

そこで、長年の夢の理想のキーボートを製作することにしました。

製作過程

ベースとなるキーボートとして、私がモバイルで使用しているX61sのキーボード(キーピッチ18.5mm)を採用し、これをUSB接続でデスクトップPCで使用できるようにするというプロジェクトです。

製作過程は後日またアップするとして、今回は試作第1号の写真を掲載します。

X60/X61のキーボード、X60/X61のパームレスト、USBトラックポイントキーボードを改造して製作しました。
簡単に説明すると、X60のキーボート+X60のパームレスト+USBトラックポイントキーボードから取り外した制御基板です。
(ここまで到達するのにはずいぶん紆余曲折がありました)。

キーボードと制御基板自体は無加工です。
パームレストはかなり加工しています。

製作物の画像と説明

正面から。

とりあえずジャンク部品を入手して製作したのでシール跡とか、キートップのてかりが見苦しいのはご勘弁。

手前。


左。
こんなに薄いです。

しかし、上端は加工しないと...分解したそのままです。(^^;

右。

上。

裏。
とりあえず裏板は半透明のアクリル板で製作。


使用感

とりあえず使用感をつかむため、強引に形にしただけなので、細かいところはまだまだ工作が必要ですが、これで試用することができます。
今のところの問題点とか感想とか:
・横幅が小さくて、薄くてとてもよい。18.5mmピッチのキーボードは私の手にはやはりちょうどいい。
・スタンドは必要。(現在はゴム足を貼り付けて試用中)。
・パームレストはカットしたいとも思いましたが、膝の上に置いて使う時には、打鍵と反対側のパームレストを押さえて保持しないと不安定になるため、必要かと思います。
・USB TP Kbdと比較すると、パームレストのふくらみが大きいです(もともと、PCカードスロットやマザーボード部品のあった場所なので仕方ないですが)。専用パームレストとか、パームレスト無しバージョンのカバーを製作したいところ。
・現在のところ、Fnキー、Windowsキー、Menuキー、Volume Up/Downキー、電源キーが効きません。Fnキーが効かないのでBreakとNumLockを入力することができません。原因を調査中です。
 Volume Muteキー、Think Vanate(押すとシステム情報が開く)は効きます。
・(今さらですが)私は日本語入力のスピード追求のため、かな入力派なのですが、右2列の「け」とか「む」のピッチが狭くなっている(実測14.0mm)のになかなか慣れません。(今さらですが)全てのキーピッチが一様に18.5mmで、トラックポイント付きのキーボードって無いでしょうか。誰か知っている人は教えて下さい。

大きさの比較

上:製作したUSB Small TrackPoint Keyboard
下:ThinkPad USB トラックポイントキーボード


重ねたところ。

厚さの比較。


Last Update 2011/07 TTRMKR